【湘南に移住した人々③】「仕事も遊びも一生懸命」茅ヶ崎のコワーキングスペースが熱い

暮らし

湘南に移住された方から本音をお聞きする、連載企画「湘南に移住した人々」第3回は、茅ヶ崎でコワーキングスペース『たかすなベース』を運営されている小山さんのお話。

小山さんはたかすなベースの代表取締役のほか、一般社団法人ワーケーション協会の理事や大磯の地方創生事業を推進するお仕事をされるなど、精力的に地域活性の活動をされている、とってもエネルギッシュで笑顔が素敵な方。湘南のこと、コワーキングスペースのこと、将来の夢のこと、たくさんお話をお聞きしました。

茅ヶ崎には海以外何もないけど、何もなくても遊びを作り出す人であふれている

湘南茅ヶ崎に移住したのは8年前の2013年。僕のルーツは三重県の答志島(とうしじま)というところで、今でも本家はそこにあります。おじいちゃんの代で湘南に移り住んだんですけど、やっぱり海の近くは落ち着きますね。

いま住んでいるところは海まで自転車圏内。海が常に身近にある生活を送っています。いつも家族と海まで犬の散歩に行くんですが、普通の散歩と比べて家族の会話がはずむんです。仕事で行き詰まったときは、海に行ってサーフィンをするとスッキリします。家で僕がイライラしてると、奥さんから「ちょっと海に浸かってきてよ」といわれるんですけど、海に行っていい波に乗れると上機嫌で帰ってきます。

僕にとって海は、気持ちを切り替えるスイッチですね。あと、海の近くで自分らしいライフスタイルを楽しんでる方が周りに多いんで、そういった暮らし方がものすごくかっこよく見えたりして、海には憧れのような気持ちも持っています。

茅ヶ崎に住んでいる人はみんなセコセコ生きていなくて、心にゆとりを感じます。僕が住んでいる茅ヶ崎市の美住町というところでは、おじいちゃんやおばあちゃんがボランティアで子どもたちの登下校を引率してくれているんです。自分たちの孫ではなくて、自分とは関係のない子どもたちをですよ。はじめその姿を見たときはすごくビックリして、雨の日に引率されている姿を見るとちょっと泣きそうにもなりました。

ボランティアのお年寄りの唯一の報酬は、子どもたちと一緒に食べる給食らしいんですけど、見返りにお金を全く求めない。僕たちもそういうお年寄りを見たら守っていきたいと思いますよね。街全体でお互いに守り合う。そういう温かい地方っぽさ、田舎っぽさが茅ヶ崎にはあって、そういうところがいいところだなと感じます。

湘南で暮らしてみて不便なところを上げると、都心から遠いところでしょうか。茅ヶ崎から東京まで東海道線でちょうど1時間かかります。あと、茅ヶ崎は本当に何もない。夏にアーティストがサザンビーチに来てライブをやるくらいですかね。海しかないんですよ。

お金を出して遊ぶ場所は少ないかもしれないけど、僕らはそういうことを求めていないんです。お金をかけないで、自分の遊びを作り出すことが得意な人が集まっている気がします。家族と過ごす時間もとても多くて、コロナ禍の緊急事態宣言でステイホームになっても、茅ヶ崎の人は慣れているから、いつもどおり家族の時間を楽しめていると思います。

たかすなベースは面白いことを考え出す人が集まる「プラットフォーム」

いま仕事で主に活動しているのは、コワーキングスペース『たかすなベース』の運営です。僕はワーケーション協会にも入っていて、ワーケーションの普及がミッションなわけなんですけど、地域活性や地域創生にも繋げながら、ワークをどう生み出していくか、ということにいま時間をかけています。

たかすなベースはワークスペースとして利用してもらいながら、会員の皆さんがワーケーション+地域創生につながる事業を生んでいってもらうための”プラットフォーム”として考えています。会員の皆さんと一緒に、仕事も遊びも、常に一生懸命になってやっています。

もともと僕は都内でサラリーマンをしてたんですけど、東京一極集中のリスクを感じていたし、住んでいる茅ヶ崎の近くで仕事ができたらいいな、とおぼろげに考えていたんです。茅ヶ崎に移住して、茅ヶ崎の人と過ごしてみると、本当に面白い人ばかり。そういう面白い人が集まる場所さえ作れば、何もしなくても面白い人達が自然にいろんな事業を生み出していってくれるんじゃないか、そう思ったのがこのたかすなベースを作ったきっかけです。

昨年12月にたかすなベースをオープンしたら、予想通り、面白い人達が面白いことを考え出してくれています。このたかすなベースの会費は全日プランで月2万5000円と茅ヶ崎周辺では結構割高なんですけど、月に1回、中庭で自由にイベントを開催できる権利をお渡ししています。そうすると、「そのイベント開催だけで3万円は稼げますから」って人が出てくるんです。


(「たかすなヴィレッジ アネックス」オープン時に中庭で行われたワークショップの様子)

会員の人には、例えばヨガの先生がいるんですけど、イベントでマルシェをやりたいって言っているし、他にはイギリス発祥の大人と子どもが一緒に遊ぶ日「プレイデー」のイベントを茅ヶ崎に広めたいという志の人もいる。フリーマーケットをやろうという人がでてきたり、ぼくは焚き火をやりたいと思っている(笑)。

イベントには『(同敷地内にある)「たかすなヴィレッジ」の住民の方とたかすなベースの会員の方が一緒に参加できること』という条件をひとつだけつけています。そうすれば、このたかすなヴィレッジの価値も上がるし、たかすなベースの価値も上がると思っていて、それもひとつの地域活性につながると考えています。


(たかすなベースと中庭を挟んで隣りにある「たかすなヴィレッジ」)

茅ヶ崎の面白い仲間が集まって、ユニコーン企業の創設者を送り出すのが夢

湘南の近くで仕事をしようとしても、都内に行かないとなかなか仕事がないのが現状。このたかすなベースをキッカケにして、茅ヶ崎に仕事があふれれば、人が集まってくるだろうし、ワーケーションの実現もできるようになるんですよね。

僕にはこのたかすなベースを通して叶えたい、とても大きな夢があるんです。ワーキングスペースの会員の方たちで新しい会社を設立して、それをユニコーン企業にしたい。このたかすなベースから、ユニコーン企業の創業者を送り出したいんです。

グーグルやアップル、アマゾン級の会社が出てきたら、それはもう嬉しいなと思っています。そうなったら、茅ヶ崎は仕事で溢れた街になりますよ。1人で会社を作るのはやっぱり大変だから、仲間を増やして、そこからどんどん会社を作っていく、そういうスタートアップの場所にしたいですね。

もし、これから湘南に移住しようと考えている人がいたら、湘南には都内のようにお金を出して遊ぶ場所はおそらく少ないと思ってください。自分で遊びなり仕事なりを作り出していく、そういう面白みを湘南で実現してほしいなと思います。

たかすなベース(Takasuna BASE)
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-2-8 たかすなヴィレッジアネックス 2F
問合せフォーム
https://www.takasuna-base.co.jp/contact/

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「思いっきり笑って暮らそう!新しい形の賃貸住宅、茅ヶ崎『たかすなヴィレッジ』」
(たかすなベースが入っている「たかすなヴィレッジ アネックス」オープンイベントの記事です)

 

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osakorie

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湘南に暮らしはじめて3年。休日は海までジョギング、山にハイキング、湘南の新鮮な魚介や野菜と、いつの間にか湘南のとりこに❤ 湘南の魅力を発信していきます!

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